北山丸太とは
北山丸太の植林は室町時代の応永年間(1394〜1427)頃から始まったとされ、約600年の歴史の中で育林技術、生産技術を培い今日に至ります。
江戸時代の中期には全国的に知られた存在となり、以後茶室に始まる数奇屋建築の高級部材として用いられ発展してきました。
例えば京都の桂離宮や修学院離宮の茶室、島原角屋などは数寄屋造りの代表的建築物として知られています。
地域的には京都市の北西部、北区中川を中心とした北山地方及びその周辺で植林されており、4年毎の度重なる枝打ちや間伐等の手入れを施し、約30〜50年間丹精込めて育て上げることで今日の北山杉の誇れるブランド価値を作り出しています。 |
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育林、生産に丹精込めて
北山丸太は真直ぐに育ちその年輪は緻密で、皮をむいたその木肌は非常に滑らかで独特の優美な色艶があります。
■丹念な枝打ち
木の成長過程における丁寧な枝打ちが、まっすぐでしなやかな幹を造り出します。
■磨き砂を使った美しい木肌
北山杉の非常に滑らかな表面は、磨き砂と呼ばれる砂を使って丁寧に磨かれています。
■ハシを使った絞
木の表面に現れる「絞」と呼ばれる凹凸が、北山杉絞丸太の特徴の1つです。これは天然の絞と、職人達の手によって造り出した人造絞があります。 |

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